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【読書の日記】7日目 / 8日目

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7日目:ノンフィクションと実話の面白さ

 読んでいる3冊。

「捏造発掘」毎日新聞旧石器遺跡取材班

「さよなら未来--エディターズ・クロニクル 2010-2017」若林恵

「片翼チャンピオン」平山譲

「捏造発掘」は読むのが少し後回しになってしまっていたが、序盤、第2章の取材活動の開始と推移まで読み進める。当然のように疑問に感じていた方もそこそこいたわけで、疑問に感じていた方々の話は納得できるし、疑問を感じてもそれを問題視することの難しさのようなものも理解できた。それはおそらく今のパワハラ問題などと同じように権威を持つものに対する否定することの難しさと同質のものでは。

ピルトダウン事件という人類学に影響を与えた人骨の捏造も過去に英国で行われていたことにも驚く。いよいよ捏造の決定的瞬間は次の章から始まる。

「片翼チャンピオン」は脳卒中の障害と闘いながら障害者スポーツに挑む実話短編集。昨年、父も脳梗塞となり、リハビリを懸命に行っている。年齢も年齢なので、生きがいを見つけるのは難しいが、それでもそれを見出すことが必要だと見ていて感じる。

少しでもヒントになればとまず一話目を読んでみたが、本人だけでなく家族を含め、きれいごとではないリアルな葛藤と生きがいを見出すことの大切さがうまく描かれていて、心を打たれた。

 

 

8日目:胸を張って生きていると言えるか

 引き続き、続きを読む。

「捏造発掘」毎日新聞旧石器遺跡取材班

「さよなら未来--エディターズ・クロニクル 2010-2017」若林恵

「片翼チャンピオン」平山譲

 「捏造発掘」はついて決定的瞬間をとらえた。その事実を本人につきつけ、自白をとりつける。

まさかこのような方法で捏造が発覚していたとは、事件当時はまったく知らなかった。逆に、この取材活動がなければ、今も歴史は覆されていなかったのだろうか。それとも嘘はいずれどこかでばれていたのだろうか。考えただけで、恐ろしい。

「片翼チャンピオン」は第2話目。リオパラリンピックで一躍有名になたスポーツ、ボッチャ。タイトルは「ひとりぼっちゃ」であるが、このタイトルが秀逸で、物語の後半にこのタイトルの意味するところが感じ取れる。1話目も2話目も共通して思うことだけど、きれいごとじゃない生きる苦しみはもちろんあるとして、それでも第2の青春のように感じられる障害者スポーツに出会え、全力で挑むということ、それはある意味でただ漠然と生活している今の自分にはない、本当に生きているということを痛感させ、ある種、羨望のような気持ちを抱かせてくれる。

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