ブック、ロックときどきカレー -好きなものを、好きなだけ。

読書とロックとカレーをこよなく愛する「ブックロックカリー」です。カレーは毎日食べても飽きないくらい。日々の読書とオススメの音楽などをお届けします。StarとB!ブックマークもありがとうございます。いつも励みに頑張っています。読者登録もお気軽にお願いします。

【うちの子に読ませたい 私的名著】2冊目:生物と無生物のあいだ/福岡伸一

f:id:bookrockcurry:20181009121318p:plain

 

自分にとっての名著とは

自分にとっての名著とは、意識を変えてくれる原動力となるもの、将来後悔しないように気づきを与えてくれるものと考えています。

例えば、よく目にするのが「学生の時に読んでおけばよかった」などという後悔の言葉。本当によくわかります。さらには、何かのきっかけで「宇宙飛行士になりたい」、それを20代半ばに思ったとしても遅いですよね。まあ、それは極端としても、いろいろ気づきを与えてあげるのは早い方がいいと思うんです。もちろんそれを受け入れるかどうかは子供次第で、ないよりはあった方がいいというレベルの話ではあるのですが。

もう一つ例を挙げると、子供って当然ですが、恐ろしいくらい親の影響を受けますよね。オリンピックでマイナーな競技をやっている方ってだいたい親の影響ではじめている人が多いのではないのでしょうか。(そうじゃない方ももちろんたくさんいると思います。念のため)自分自身が得意なものに影響を受ける反面、苦手なもの(例えば苦手な科目など)にまで放っておくと影響を受ける恐れがあるような気がするんです。

そんな部分も意識的に、本で多少でも克服してあげられればいいなと個人的に思い、自分の子に勧める気持ちで私的名著をご紹介したいと思います。 

 スポンサーリンク

 

2冊目:生物と無生物のあいだ/福岡伸一

第2冊目は、2007年に発売され、2008年に第1回新書大賞を受賞して大ベストセラーとなったこの1冊です。発売当時は話題になりましたので、読んだ方も多いかと思いますが、ノーベル医学・生理学賞で本庶佑さんの受賞が決まった今だからこそ、あらためてこの本の魅力を再発見できるのではないでしょうか。

まず、先にお断りを入れておくと、ここで行う選書にはある程度自分のコンプレックスが反映されていることをご了承ください。それというのも自分は学生時代、理数系や社会の暗記などがとにかく苦手でした。でも大人になっていろいろな良書と巡り会い、こういうのを学生時代に読んでおけば、もっと勉強も楽しかったかもしれないなと思うものを基準に選んでいます。

さて、この本の魅力はまず、なんといっても福岡さんの文体が美しいということです。著者が研究者としてNYでどのように活動していたかから始まり、過去のDNAやウイルスの発見など歴史的な研究成果を辿っていき、ご自身の研究テーマにまで、各章ごとに一連のストーリーとして、わかりやすく綴られています。

はっきりいって教科書で読んだいたら個人的にはまったく何をいっているのかわからないような話の数々ですが、この本で読むとなんだかちょっと理解できた気になり、そして生物学に興味もわきます。

小さな頃から虫や植物を愛で、その興味を持ち続けた著者にとっては生物学だっただけで、自分の子にとって興味のあるものを伸ばしていくきっかけに、この本はお手本になるのでないでしょうか。

 

 というわけで、うちの子にいつかこの本を勧めてみたいと思います。

【うちの子に読ませたい私的名著】その他の記事はこちら

【うちの子に読ませたい 私的名著】1冊目:君たちはどう生きるか/吉野源三郎

【うちの子に読ませたい 私的名著】3冊目:ライフ・シフト/リンダ・グラットン

【うちの子に読ませたい 私的名著】4冊目:ローマ人の物語/塩野 七生

【うちの子に読ませたい 私的名著】5冊目:まばたきとはばたき/鈴木 康広

【うちの子に読ませたい 私的名著】6冊目:世界は「使われなかった人生」であふれている/沢木 耕太郎

【うちの子に読ませたい 私的名著】7冊目:横井軍平ゲーム館/横井軍平 牧野武文

【うちの子に読ませたい 私的名著】8冊目:写真がもっと好きになる。/ 菅原 一剛

【うちの子に読ませたい 私的名著】9冊目:文明の生態史観/ 梅棹 忠夫

 

スポンサーリンク