【うちの子に読ませたい 私的名著】2冊目:生物と無生物のあいだ/福岡伸一

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自分にとっての名著とは

自分にとっての名著とは、意識を変えてくれる原動力となるもの、将来後悔しないように気づきを与えてくれるものと考えています。

例えば、よく目にするのが「学生の時に読んでおけばよかった」などという後悔の言葉。本当によくわかりますし、苦手意識のあるものも何らかの方法で改善しなければそのまま苦手なまま過ごしてしまいます。

もちろんそれを受け入れるかどうかは子供次第で、ないよりはあった方がいいというレベルの話ではありますが、そんな気づきや苦手意識などを本で多少でも克服できるきっかけになればと個人的に思い、自分の子に勧める気持ちで私的名著をご紹介したいと思います。 

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2冊目:生物と無生物のあいだ/福岡伸一

 

第2冊目は、2007年に発売され、2008年に第1回新書大賞を受賞して大ベストセラーとなったこの1冊です。発売当時は話題になりましたので、読んだ方も多いかと思いますが、ノーベル医学・生理学賞で本庶佑さんの受賞が決まった今だからこそ、あらためてこの本の魅力を再発見できるのではないでしょうか。

まず、先にお断りを入れておくと、ここで行う選書にはある程度自分のコンプレックスが反映されていることをご了承ください。それというのも自分は学生時代、理数系や社会の暗記などがとにかく苦手でした。でも大人になっていろいろな良書と巡り会い、こういうのを学生時代に読んでおけば、もっと勉強も楽しかったかもしれないなと思うものを基準に選んでいます。

さて、この本の魅力はまず、なんといっても福岡さんの文体が美しいということです。著者が研究者としてNYでどのように活動していたかから始まり、過去のDNAやウイルスの発見など歴史的な研究成果を辿っていき、ご自身の研究テーマにまで、各章ごとに一連のストーリーとして、わかりやすく綴られています。

はっきりいって教科書で読んだいたら個人的にはまったく何をいっているのかわからないような話の数々ですが、この本で読むとなんだかちょっと理解できた気になり、そして生物学に興味もわきます。

小さな頃から虫や植物を愛で、その興味を持ち続けた著者にとっては生物学だっただけで、自分の子にとって興味のあるものを伸ばしていくきっかけに、この本はお手本になるのでないでしょうか。

 

 というわけで、うちの子にいつかこの本を勧めてみたいと思います。

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