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【エリオット・スミスの遺伝子】第2回:マシュー・ジェイ

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エリオット・スミスの遺伝子

アーティストの中でもっとも好きといっても過言ではない、孤高の天才シンガーソングライター、エリオット・スミスElliott Smith)。

この人の新しい曲を聴きたいと思っても今はもう叶いません(未発表が出てくれば別ですが)。2003年に34歳の若さで亡くなってしまったからです。あの時の衝撃、今思い出しても悲しくなります。

でも、そんなエリオット・スミスに影響を受けたかどうかは別として、彼の音楽性や声、アティチュードに通じるものを感じるフォロワー・アーティストは数多くいます。(少なくとも自分の耳にそう聴こえるということですが。)

そこで、彼のご紹介はもちろん、フォロワーと思われる、まさに「遺伝子」を受け継ぐアーティストを独断と偏見でご紹介していきたいと思います。中には全然違うんじゃない?というのも出てくるかもしれませんが、あくまで自分の中でそう感じたアーティストだということでご容赦ください。

 

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第2回:マシュー・ジェイ

ジェフ・ハンソンに続いて第2回目にご紹介するのは、マシュー・ジェイ(Matthew Jay)です。

 このアーティストはおそらくあまりご存知の方は少ないと思います(第1回のジェフ・ハンソンもそうだと思いますが)。それもそのはず、イギリス出身の若干22歳で、2001年に1stアルバム「Draw」をメジャーリリースしますが、実はこの一枚しか世に出ていません。なぜなら、なんとこの方も2003年24歳の若さで自ら命を絶っているのです。あぁ。

このアルバムの国内版ライナーノーツで、坂本麻里子さんは、冒頭、

〝きらきらと、文字どおり「まぶしいほどの才能」というのはこういうのを指すんじゃないだろうか〟

と絶賛しています。自分もその通りだと思います。(余談ですがライナーノーツがあるのがやっぱりCDのいいところだったと個人的には思います。情報が少ないアーティストは特に)

聴いた感じは、声の雰囲気も含めて直接的にエリオット・スミスに似ているというわけではないかもしれません。サウンド的にはエリオット・スミスのバンド色の強い後期に近いとは思いますが、それよりもう少しポップでポジティブな面があります。それでも、自分的にはどこかそこはかとなくエリオット・スミスの影響、つまり「遺伝子」を感じてしまうんです。

ただし、その影響うんぬんは抜きにしても、このアルバムはいわゆるバンドサウンドだけでなくストリングスをはじめ、ループやビートのサンプリングを用いるなどバラエティにとんでいて、捨て曲がありません。本当に埋もれてしまうにはもったいない名盤だと思います。

 個人的な曲単位のオススメは、

 2.Let Your Shoulder Fall

 4.Only Meant To Say

 5.Meteorolgy

あたりが特にオススメですが、アルバム1曲目から流れがありますので、ぜひ最初から聴いてみてください。

 このアルバムは当時、大きな話題にはなったものの、セールスはそれほど伸びなかったそうです。本当にいいアルバムが売れるとは限らないですね。

ちなみに、死亡当時、ニューアルバムの制作に取り組んでいたとのこと。ぜひ聴いてみたかった。もったいないです。

 

エリオット・スミスの遺伝子】その他の記事はこちら

【エリオット・スミスの遺伝子】第0回:エリオット・スミス

【エリオット・スミスの遺伝子】第1回:ジェフ・ハンソン

【エリオット・スミスの遺伝子】第3回:ジュリアン・ベイカー

【エリオット・スミスの遺伝子】第4回:トモ・ナカヤマ

【エリオット・スミスの遺伝子】第5回:スパークルホース

【エリオット・スミスの遺伝子】第6回:公衆道徳

 

 

ぜひ、その魅力を感じてください。次回も次なる「遺伝子」、チェックしてみてください。

 

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