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【うちの子に読ませたい 私的名著】4冊目:ローマ人の物語/塩野 七生

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自分にとっての名著とは

自分にとっての名著とは、意識を変えてくれる原動力となるもの、将来後悔しないように気づきを与えてくれるものと考えています。

例えば、よく目にするのが「学生の時に読んでおけばよかった」などという後悔の言葉。本当によくわかります。さらには、何かのきっかけで「宇宙飛行士になりたい」、それを20代半ばに思ったとしても遅いですよね。まあ、それは極端としても、いろいろ気づきを与えてあげるのは早い方がいいと思うんです。もちろんそれを受け入れるかどうかは子供次第で、ないよりはあった方がいいというレベルの話ではあるのですが。

もう一つ例を挙げると、子供って当然ですが、恐ろしいくらい親の影響を受けますよね。オリンピックでマイナーな競技をやっている方ってだいたい親の影響ではじめている人が多いのではないのでしょうか。(そうじゃない方ももちろんたくさんいると思います。念のため)自分自身が得意なものに影響を受ける反面、苦手なもの(例えば苦手な科目など)にまで放っておくと影響を受ける恐れがあるような気がするんです。

そんな部分も意識的に、本で多少でも克服してあげられればいいなと個人的に思い、自分の子に勧める気持ちで私的名著をご紹介したいと思います。  

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4冊目:ローマ人の物語/塩野 七生

 第4冊目(といっていいかどうか迷いますが)は、単行本にして全15巻、文庫本にして全43巻という、そのタイトル通り、ローマ建国から崩壊までの長い長い歴史を順に追っていった超大作歴史書(的小説とも)です。

まず、この長い物語を読みきることができたら、もうそれだけで何か得られるような気がしますが、この本は単純に読みやすく、わかりやすいですし、本当に面白いです(巻数に怯えることなく読み始めれば、あとは一気に読めると思います)。世界史の教科書で何ページさかれているかわかりませんが、そこに記載されているような部分の裏側には、こんなに壮大な歴史のディティールがあるというその事実に気づいてもらえると思います。

例えば、何々皇帝がいたとして、その人は何年に何々をして、どうなった。みたいなことの背景には、こういうことがあって、こうだったからこうなんだ、みたいなことを物語として知ることによって、歴史って本当に興味深く覚えられるのではないでしょうか。(自分はなんの思い入れも持てず、まったく暗記することができなかったので、余計にそう思ってしまうだけですが)

紀元前からのお話なのに、まるで数百年前のことのように感じられたり、こういうことが現代の礎になっているんだなと思えたり、単純に戦記物としても面白いですし。

いわゆる歴史好きになってもらいたいというわけではなく、この物語には西洋(アフリカの一部も含め)の成り立ちを知り、現代の問題を読み解くヒントが基礎としてつまっていると思いますので、これを読んでグローバルな人間に育ってほしいと思います。

 

 というわけで、うちの子にいつかこの本を勧めてみたいと思います。

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