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【うちの子に読ませたい 私的名著】7冊目:横井軍平ゲーム館/横井軍平 牧野武文

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自分にとっての名著とは

自分にとっての名著とは、意識を変えてくれる原動力となるもの、将来後悔しないように気づきを与えてくれるものと考えています。

例えば、よく目にするのが「学生の時に読んでおけばよかった」などという後悔の言葉。本当によくわかりますし、苦手意識のあるものも何らかの方法で改善しなければそのまま苦手なまま過ごしてしまいます。

もちろんそれを受け入れるかどうかは子供次第で、ないよりはあった方がいいというレベルの話ではありますが、そんな気づきや苦手意識などを本で多少でも克服できるきっかけになればと個人的に思い、自分の子に勧める気持ちで私的名著をご紹介したいと思います。 

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7冊目:横井軍平ゲーム館/横井軍平 牧野武文


 

子供にゲームの本を勧めるって、どう?という否定的な意見もあるかもしれません。自分もじゃあゲームを積極的にやりなさいと進めるか、というとそんなことはなく、やりたければ適度にどうぞぐらいのスタンスです。

では、なぜこの本をうちの子に勧めたいのか。それは、この本はいわゆるゲーム本ではなく、ゲームに限らず、発想するヒントがいっぱいつまっているからです。

横井軍平さんという方は、ゲーム好きの方には有名すぎるほど有名ですが、任天堂で数々のおもちゃやゲーム機を発明、プロデュースされた方です。

代表的なものでは、ある年代にはとても懐かしい「ゲーム&ウォッチ」や「ゲームボーイ」、さらには今では当たり前となっているファミコンの十字ボタンの特許もこの方のものです。もちろんその他にも、ゲーム機以前の数々のおもちゃや、商業的には厳しかったが、3Dゲーム機の先駆けのひとつである「バーチャルボーイ」など、数々の制作秘話が時系列に並べられています。

その制作にかける考え方、哲学がいくつかあり、そのの一つに「枯れた技術の水平思考」というものがあります。

その代表的な作品が「ラブテスター」というおもちゃです。このラブテスターというのは、実はただの電流計。男女で手をつなぎ、愛情テストをするというもので、原理は嘘発見機のようなもの。

つまり、使い古された技術を、まったく異質な分野に投げ込んでみるという発想なのです。横井さんはこう語っています。

〝先端技術で勝負するな、アイデアでしろ〟と。

 

これから始まる小学校でのプログラムの必修化、これに対して賛成も反対も述べるつもりは全くありませんが、ひとつ言えるのは、どう作るかを覚えるよりも、何を作りたいかという動機の方を伸ばすことの方が圧倒的に重要だと個人的には思います。

自分たちの年代にとっては懐かしいと感じるものが、今の子供たちにはある意味、新鮮とうつるかどうかは読ませてみてからのお楽しみ。

 

 というわけで、うちの子にいつかこの本を勧めてみたいと思います。

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