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【私的オススメ 読書感想文】第2回:ミスチル「Your Song」と「Jポップで考える哲学」

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 以前読んで、心に残っている本についての私的な感想文です。極力ネタバレをすることのないようにしますので、読んだことがある方とは共感できれば、ない方は参考になるようでしたら幸いです。

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歌集ってアルバムを持っていたら別にいらないって思う方も多いのでは。私的にもそう思う部分はあります。でも、このMr.Childrenの『Your Song』は買わずにはいられませんでした。

Your Song/Mr.Children

感想

曲を聴くだけでは、メロディに流されていってしまう歌詞も、こうやって歌詞だけにむかって読むとまったく別のイメージが浮かび上がってくる。

タイトルだけを見てだいたいの曲はメロディが思い浮かんでくるが、そうでない曲もたまにあったりして、また聴いてみようと思えてくる。

デビューアルバム「EVERYTHING」から最新アルバム「重力と呼吸」までを網羅した全曲詩集。

桜井さんの“僕にとっての「歌詞」とは?”から始まる序文。短いながらも、その想いが伝わってくるいい文章。

横長の判型で、見開きで1曲。つまり、そのページ数分が曲の数。

こうやって一冊の本として全曲が集約されたものを手にとり、厚みを感じると、あらためてミスチル(略にて失礼します)の積み重ねてきた歴史の重さが感じられる。

最後にはディスコグラフィーもまとめられていて、親切。

 

印税の全額が、耳の不自由な方へ役立てるために寄付されるということで、My songとなる、まさしくギフトな一冊。

 

Jポップで考える哲学/戸谷 洋志

感想

Jポップの歌詞から見えてくる哲学的な考え方。

「自分」とは、「恋愛」とは、「時間」とは、「死」とは、「人生」とは。

 

その「自分らしさとは」を考える1曲として選ばれているのが、Mr.Childrenの名曲「名もなき詩」。

「あるがままの心」と「自分らしさの檻」から見えてくる「自分らしさ」ってなんだろう。考えていくとどんどん思考が深まっていく。そして、それがカントの「自我論」へと落としこまれていくのだが。

全ての歌詞をそうやって考えながら読む必要はもちろんなくても、たまには深読みするのもひとつの楽しみとなるだろうか。

 

軽い語り口の対話形式で綴られているのがライトで読みやすい。

興味のある曲もそうでない曲でも、歌詞を考察して哲学的な考え方を楽しめる一冊。

 

Contents(収録歌詞)

はじめに

第一章 自分

Mr.Children名もなき詩

ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」

乃木坂46君の名は希望

第二章 恋愛

AI「Story」

西野カナ「会いたくて会いたくて」

宇多田ヒカル誰かの願いが叶うころ

第三章 時間

BUMP OF CHICKEN「天体観測」

aiko「キラキラ」

東京事変「閃光少女」

第四章 死

RADWIMPSおしゃかしゃま

浜崎あゆみ「Dearest」

ONE OK ROCK「A new one for all, All for the new one」

第五章 人生

嵐「Believe」

SEKAI NO OWARIRPG

いきものがかり「YELL」

おわりに

 

気になった方は、ぜひ。

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