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【読書の日記】37日目: 平野 啓一郎『ある男』読み始め

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「ある男」 平野 啓一郎

 
「ある男」読み始め。

気になっていたこの本、ようやく読み始めました。序盤冒頭のあらすじのみ書き記したいと思います。 

この物語の主人公「城戸さん」と小説家の私が、バーで出会うところから始まる。

彼は自己紹介するも名前も経歴も最初すべて嘘をついていた。でも小説家だとわかるとさっき教えたのは偽名で、本名は城戸章良だと明かした。そしてなぜ偽名を語ったのか真実を話したくなったといい、小説家のさがとして、その話を書きたいと思うようになったところから、物語は始まる。

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まず、その話の前提として、里枝という女性について語られる。宮崎県のS市で文房具屋を営んでいた。里枝の旦那の訃報が広まったのが2011年9月の半ば。その亡夫、谷口大佑は四年前、林業で生計を立てたいとこの町に移住してきた。仕事も真面目でまわりの評判も上々。

そんな彼は、彼女の文房具屋に絵の具やスケッチブックを頻繁に買いに来ていた。

里枝自身もわけありで、かつて神奈川で結婚していたが、二人の子供のうち、一人を病気で亡くし、それがきっかけで離婚し、もう一人の子供を抱えて地元に帰ってきて働いていた。

月に一度の割合で買いに来る彼に、たまたま居合わせた常連のお客さんの奥村さんが、どんな絵を描いているか今度見せてとお願いする。里枝は、いったい何者なのかを探ろうとしているのを察する。

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そんなことがあったので、もう来ないと思っていた彼が絵を見せるためにやってきた。絵は特別うまいというわけでもない普通の風景の絵だった。

また買いにきた時、友達になってほしいとお願いされ了解し、名前を聞き合い、彼女はかつて結婚していて離婚した話をする。

その後も10日に一度ぐらいの割合で店に訪ねてきて、たまにお茶をするような仲となり、ある時気になっていた彼の過去について尋ねた。

彼はもともと群馬県伊香保温泉にある旅館の次男坊で、三つ年上の兄がいた。一度は会社を継ぐことに決めたが、事業に失敗した兄が多額の借金を背負って父に泣きつき、それを肩代わりする条件に旅館の跡を継がせることにし、彼は将来副社長を約束された。

しかしその数年後、父に肝臓ガンがみつかり、移植しか手がなかったが、生体肝移植に適合するのは彼しかいなかった。自分にもリスクがあるため迷った末決断したものの、その時は手遅れになってしまった。そのことがきっかけで自分のなかで何かが壊れ、家族と縁を切り町を出た。と、そこまでが彼の告白だった。

その後、二人は結婚し、女の子が生まれ、長男の悠人が12歳、娘の花が3歳の時に、彼は山の事故で亡くなった。危険な仕事だけに、万が一の話は何度かされていたが、死んでも群馬の家族には連絡しないようにと言われていた。

一周忌を終えるまでは、里枝もその言葉を守っていたが、さすがに墓のことなども相談したかったので、大佑の兄に手紙で連絡した。その後、会いにきた兄の谷口恭一が遺影の写真を見て、まったくの別人だと言う。しかし、結婚届も死亡届の大佑の名前で出されていた。そして、彼の持っているアルバムには大佑が撮った群馬の家族写真があった。

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城戸章良のところに里枝からメールがあった。かつて8年前に彼女の離婚調停の代理人を引き受けたことがあった。その後電話して話してみると夫が死後、別人と判明したということを聞き、相続関係の整理を手伝うことに。

 

と、あらすじは、とりあえずここまで。

人物の関係性も少しわかり始めましたが謎が深まってきて、続きがとても気になります。引き続き読み進めていきたいと思います。

 
 

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