この企画では、2019年にリリースされた私的に気になるアルバムを紹介していきたいと思います。
Signs / テデスキ・トラックス・バンド
現在、ロック界で最強の夫婦といえば、このデレク・トラックスとスーザン・テデスキ夫妻ではないでしょうか。テデスキ・トラックス・バンドはそんな夫婦が率いるホーンセクションもまじえた12人の大所帯ブルース・ロック・バンドです。
ギタリストのデレク・トラックスは、新世代3大ロックギタリストのひとりと称され、スライド・ギターの天才として名高く、オールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナル・メンバーであるブッチ・トラックスの甥としても知られています。ブルースシンガーのスーザン・テデスキと結婚を機にお互いのバンドを合併、再編成して2010年にこのバンドを結成しました。
そして今年2月に、3年ぶりにリリースされた4枚目のアルバムが『Signs』です。
トム・ペティやウィルコなどの作品でプロデューサーを手がける名匠ジム・スコットを共同プロデューサーに迎えた本作ですが、一聴して感じられるのが、まさに大人による大人のためのロックといった感じで、テンションのあがるソウルフルな楽曲やロックチューンから、アコースティックなバラードまで、酸いも甘いも噛み分けたバラエティに富んだアルバムです。
6月には来日公演も控えており、アルバムに酔いしれて、公演を待ちわびるしかありません。
収録曲
01.サインズ、ハイ・タイムズ
02.アイム・ゴナ・ビー・ゼア
03.ホエン・ウィル・アイ・ビギン
04.ウォーク・スルー・ディス・ライフ
05.ストレングスン・ホワット・リメインズ
06.スティル・ユア・マインド
07.ハードケース
08.シェイム
09.オール・ザ・ワールド
10.ゼイ・ドント・シャイン
11.ジ・エンディング
12.ハイ&マイティ (国内盤ボーナストラック)
ぜひ、チェックしてみてください。