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【私的オススメ 読書感想文】2019年本屋大賞の大本命は?

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 以前読んで、心に残っている本についての私的な感想文です。極力ネタバレをすることのないようにしますので、読んだことがある方とは共感できれば、ない方は参考になるようでしたら幸いです。

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いよいよ本屋大賞の発表日、4月9日(火)が間近にせまってきました。

皆さんは何冊ぐらいノミネート作品を読まれたでしょうか。私はというと、なかなかすべてを読むのは大変ですので、全作品とまではいきませんが、レビューなどを参考に数冊読みました。

ちなみに、ノミネート作品は以下の10作品です。

愛なき世界/三浦しをん

ある男/平野啓一郎

さざなみのよる/木皿泉

そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ

熱帯/森見登美彦

ひと/小野寺史宜

ひとつむぎの手/知念実希人

火のないところに煙は/芦沢央

フーガはユーガ/伊坂幸太郎

ベルリンは晴れているか/深緑野分

2019年本屋大賞の大本命は?

レビューの評価や各種の年間ランキングなどで軒並み高評価なのが、ご紹介する瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』です。

私が目にしたもので、「ブランチBOOK大賞2018受賞」「キノベス!2019、第1位」、「本の雑誌」2019年1月号で北上次郎さんが1位にあげていました。また、「本の雑誌」2018年8月号では、上半期エンターテインメント・ベスト10で1位でした。

皆さんにも推しの一冊があると思いますが、いまのところ大本命ではないでしょうか。

 
そして、バトンは渡された/瀬尾 まいこ

あらすじ

「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、17歳。だが、彼女はいつも愛されていた。

感想

本屋大賞の過去の受賞作は、いわゆるドラマものをはじめ、ファンタジーから歴史小説、ミステリーなど幅広くあるものの、受賞する傾向として、ほとんどの作品が読後、ああ、いいものを読んだなぁという幸福感につつまれるものが多いように私的に感じます。さらにいうと、そのほとんどが映像化して欲しいと願ってしまうようなもので、事実、大体の作品は映画化されています。

そして本作に関して読後感じたのが、その要件を完全に満たしていると感じました。なんなら、キャストまで目に浮かぶような気がしてしまいます。実際、映画化されたら面白く、感動作になることは間違いないでしょう。

あらすじにある通り、普通この手の内容だと継母がひどかったりと不幸なテーマで描かれることが多かったりするのでしょうが、この物語は、それを逆手にとるかのようにほぼ善意に溢れています。例えていうなら、昨年ドラマ化もされた桜沢鈴さんの漫画『義母と娘のブルース』に通じるものがあります。

実際にこのようなケースがあるのかはわかりませんし、非現実的な関係と思ってしまうところもなくはないですが、それでも、高校生活のタイムラインの中に過去の思い出として、その時々の家族の形態の物語が挟みこまれていくストーリー展開なので、まるでミステリーの謎解きをしていくかのように、そういうこともありえるのかもと、その血のつながらない親子関係の愛情と葛藤のようなものに、妙に納得させられてしまいました。

ひとつ大賞受賞に懸念点があるとするならば、ストーリーにピアノが絡んでくることでしょうか。過去受賞作に『羊と鋼の森』、『蜜蜂と遠雷』とピアノにまつわるものが受賞しています。もちろんピアノがメインどころではありませんので、あまり関係はないかもしれませんが。

 

もちろん、各々思い入れの強い推しの作品があるかと思いますので、他の作品の大賞受賞の可能性を否定するつもりはまったくありません。すべての作品を読んでいないあくまで個人の感想ですので、ご了承ください。

 

さて、どの作品が大賞を受賞されるのでしょうか。是非読んで予想してみてはいかがでしょうか。発表が楽しみです。

 

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