【行ってから読むか、読んでから行くか。国立西洋美術館】美しき愚かものたちのタブロー / 原田 マハ

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第161回(2019年上半期)の直木賞大島真寿美さんの『渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 魂結(たまむす)び』が授賞しました。

 

浄瑠璃作者・近松半二の生涯を描いた作品とのことで、まだ、読んでいませんがぜひ読んでみたいと思います。

 

さて、現在上野の国立西洋美術館で企画されている松方コレクション展は皆さん行かれたでしょうか。

 

モネの〈睡蓮〉、ルノワールの〈アルジェリア風のパリの女たち〉、ゴッホの〈アルルの寝室〉など、世界を代表する名画を鑑賞することができます。

 

www.nmwa.go.jp

 

ただ、それら名画を今こうして鑑賞できるのも松方幸次郎さんをはじめとする不可能を可能にした男たちのおかげがあってこそというのはご存知でしょうか。

 

その物語を描いたのが、惜しくも直木賞の授賞は逃したものの原田マハさんの『美しき愚かものたちのタブロー』です。

 

 

美しき愚かものたちのタブロー / 原田 マハ

 

 

あらすじ

戦前、本物の絵画を日本の若者たちに見せてあげたいと美術館を創ることを目指し、西洋で絵画を買い集めた実業家・松方幸次郎。

 

戦争によって、絵はフランス国家に接収されてしまうが、戦後それを取り戻すべく吉田茂首相はじめ、松方幸次郎の絵画収集に協力した美術史家・田代らが尽力する。

 

松方はなぜ、絵画を収集するにいたったのか。また絵画収集の裏に隠された密命とは?

 

さらに戦時中、フランスでその絵画を命がけで守った日本人がいた。

  

 

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感想

国立西洋美術館ル・コルビジェが設計し、世界遺産に登録されたことで知られていますが、設立された理由まではまったく知りませんでした。

 

2019年は設立60周年とのことですが、恥ずかしながら松方幸次郎さんのこともまったく知らず、松方コレクションについてもこれを読んで知り、数々の奇跡のような積み重ねによって今見ることができているということを知りました。

 

読まないで観ても感動はすると思いますが、この事実を知って観たら感動もひとしおなのではないでしょうか。

 

 

 

 
 
 

 

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