【私的オススメ ミステリー小説】影踏み / 横山 秀夫

f:id:bookrockcurry:20190416104725p:plain

 

 

歌手の山崎まさよしさんが数は少ないですが俳優としても活躍しているのは、ファンの間ではご存知のことと思いますが、意外に思われる方も多いのではないでしょうか。

 

そんな山崎さんが約14年ぶりに主演をつとめる映画が横山秀夫さん原作の『影踏み』です。

 

警察小説を得意とする横山さんの作品の中でも犯罪者側を主人公とした異色作です。

 

影踏み / 横山 秀夫

 

 

あらすじ

 

主人公は、ノビ師といわれる深夜に寝静まった民家を狙い、現金を盗み出す忍び込みのプロ、真壁修一。

 

忍び込んだ稲村家で、女が夫に火を放とうとしているのを感じた真壁だったが、逆に通報され捕まり、2年服役し、出所するところから物語ははじまる。

 

出所して稲村家の秘密を調べ始めたが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。その後も気になり女の行方を追うが。

 

次々に新たな事件がおこり、意外な犯人に驚かされる連作短編集。

 

 

 

感想

 

この小説では、ちょっと変わっている設定があります。

 

映画版の公式サイトの「STORY」を読む限り、どうもそこに関してはぼやかしてあり映画ならではの仕掛けがありそうで、壮大なネタバレになってしまう恐れ(あくまで予想です)がありますので、ここではあえてふれません。

 

サイトの説明文にも“その特異な小説技法ゆえに長らく映像化不可能とされてきた”とあります。

 

そのことが過去や恋愛に絡み、事件とともに解き明かさせていくのですが、エリートだったはずの修一がノビ師になった理由にも関わっています。

 

もし自分の予想が当たっているようでしたら、まだ読んでいない人は、これからは一切小説のあらすじなどを目にせず、映画を楽しんだ後に小説と読み比べてみる方がいいかもしれません。

 

それにしても映画のキャストは派手さはまったくありませんが、実力派で通好みの俳優がそろっています。

 

監督は、22年前に『月とキャベツで』で山崎さん主演でタッグを組んだ 篠原哲雄さん。

 

11月公開が待ち遠しい一作です。

 

スポンサーリンク