Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説7 ゾルタクスゼイアンの卵たちへ / 関 暁夫
どんな本?
2019年の年末に放送されたやりすぎ都市伝説をご覧になった方であれば、この本の内容はほとんど説明不要かと思います。
放送された内容に少し未収録の内容が追加され、過去3年ぐらいに放送された内容がまとめられています。
回を追うごとに刺激的になっていく本作。
その中身とは、人類と宇宙人の関係、不老不死やA.I.の進化、そして人間に知恵を入れたのは誰かという、宇宙や人類の根源的な謎に迫っています。
さらには、国連のSDGsの真の目的やあの大企業が密かに推し進めている電脳計画など、普通に読めば鼻で笑ってしまうような内容だけど、こういう話が好きな人にはたまらないような話が目白押し。
この本の読みどころ
回を追うごとに内容がシリアスになっていくこの番組。
最初の頃は眉唾ものだった内容も、日頃のニュースを追っていると現実がフィクションに追いついてきているかのような出来事を目にするようになってきました。
A.I.の進化は笑い事で済まされないほどですし、冷凍保存やトランスヒューマニズムの技術もおそらく現実のレベルに達してきているのだろうなと思わされます。
特に気になる内容は宇宙、人類の謎に迫り、人間に知恵を入れたのは誰かということ。
毘沙門天やシュメール文明など、古代の世界を紐解いていくと見えてくる内容はワクワクします。
ここ数年の進化を見ていると、30年前では想像できないような技術力に目を見張ることばかりで、それが例え宇宙人の仕業だと言われても思わず納得してしまうようなことばかり。
それらの話は話半分に聞いたとして、個人的にそれは本当にあるかも知れないと思ったのは、道徳の話。
お金の価値の崩壊がだんだん失われていく中で、善良な行いに対して評価が得られていくという仕組みができていくかもしれないと言います。
共産主義、資本主義に続く新たな経済システムとしての世界道徳主義が、いつの日か実現してもおかしくないだろうと思わされました。
むやみやたらにネットに書き込むことで信用を損なっている人は注意が必要かも。
こんなレビューを書くことがすでに監視されているとしたら?
本当に怖いのでこの辺にしたいと思います。