『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の原点がここにある。『もの食う人びと / 辺見 庸』はこんな本!

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もの食う人びと / 辺見 庸

  

どんな本?

こんな方におすすめ:旅、グルメ、ノンフィクション、ドキュメンタリーが好きな方へ

 

世の中にはそこに行ってみないことには一生わからない場所がありますが、行きたくても一生行けない場所もたくさんあると思います。 

さらに、そこで暮らしている人はどんな食事をしているかなどは知る由もありません。

そんなちょっと特殊で、危険だったりする場所に取材に行くという番組が、テレ東で奇跡的に放映されていた「ハイパーハードボイルドグルメリポート」ですが、その番組の企画にもおそらく多大な影響を与えたであろう本があります。

それがノンフィクションの傑作、辺見庸さんの『もの食う人びと』です。

 

あらすじ

 

人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのか・・・。

飽食の国に苛立ち、異境へと旅立った著者は、噛み、しゃぶる音をたぐり、紛争と飢餓線上の風景に入り込み、ダッカの残飯からチェルノブイリ放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくる。

人びととの苛烈な「食」の交わりなしには果たしえなかった、ルポルタージュの豊潤にして劇的な革命。現代の「食」の黙示録。

(文庫裏表紙より)

 

 

この本の読みどころ

本書は90年代前半、日本は飽食時代ながら、世界中の人々は生きるために何を、どんな顔をして食べているのかというのを追った食レポリポートです。

 食レポといえば、軽く聞こえるかもしれませんが、アジアの貧困、ドイツや東欧などいわゆる紛争や政治色の強い影響、アフリカの飢餓や内戦、ロシアや韓国などさまざまな事情を抱えた国々の状況を追った30編の内容となっています。

知らずに食べた残飯の再利用ご飯から収容所のご飯、エイズの村のご飯や放射能汚染食品など、まさに体を張った壮絶なリポートの数々。

それにしてもよく許可をとることができたなという場所が目白押しです。

 

ちなみに、この本は以前、嵐の櫻井翔さんがテレビ番組で、キャスターになる礎となった愛読書であると紹介されていた一冊でもあります。

 

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