音楽に夏を感じるには、いくつか要因があります。
大きくはサウンドが夏っぽいというものですが、それ以外にもジャケットだったり、アルバム名だったり。
そんな夏だからこそ聴きたい、私的おすすめの名盤をご紹介します。
15
モーニング・ベンダーズ〔The Morning Benders〕
2010
現在は改名して[Pop Etc]のバンド名で活躍しているバンドの1stアルバム。
カリフォルニア出身のバンドらしく、ポップでさわやか、メロディセンスが抜群。
14
Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust(残響)
2008
夏にはやっぱり裸で走り回りたいですよね(捕まります)。
開放感あふれるオープニングから最高。
暗い楽曲のイメージのあるシガー・ロスの中でひときわポップな5枚目のアルバム。
13
So Much For The City
2003
アイルランド出身の彼らが、カリフォルニアにあこがれを抱いた想いがつまった大名盤。
すでにバンドは解散してしまいましたが、ヴォーカルの声といい、メロディセンスといい、他にはない魅力があり、埋もれさせてしまうには本当に惜しいバンドです。
12
Tender Leaf
テンダー・リーフ〔Tender Leaf〕
1982
知る人ぞ知るハワイ・ホノルル発のバンド。
グルーヴィだったり、アコースティックだったり、AOR風だったりと、最高に気持ちいいアルバム。
11
The Great Escape
ブラー〔Blur〕
1995
サウンドが夏っぽいかというと決して、そんなことはありません。単純にジャケットが夏らしいというだけですが。
名曲「The Universal」を含む初期ブラーの魅力がつまったアルバム。
10
Watercolor Day
セス・スワースキー 〔Seth Swirsky〕
2010
ビートルズフリークとして知られるシンガー・ソングライターの傑作。
ギターポップの隠れた名盤としても知られています。
ジャケットも夏らしさ全開。
09
Farher Of The Bride
ヴァンパイア・ウィークエンド〔Vampire Weekend〕
2019
彼らのアフロポップサウンドは中南米のトロピカルな雰囲気をかもしだし、夏に聞くととっても気持ちいい。
特にこの4枚目は落ち着きも感じられて、BGMとしても最適。
08
ドノヴァン・フランケンレイター〔Donavon Frankenreiter〕
2004
ジャック・ジョンソンの設立したブラッシュファイアー・レコードからデビューした元プロ・サーファー、ドノヴァン・フランケンレイターの1st。
ジャックとG.ラブも参加していますが、同じサーフロックでもジャックとはひと味違います。
07
In Between Dreams
2005
夏を代表するアーティストといえば、もうこの人が筆頭ですね。
サーフロックといえば、ジャック・ジョンソン。
どのアルバムも最高ですが、とりあえずこのアルバムを。
06
Declaration Of Dependence
キングス・オブ・コンビニエンス〔Kings Of Convenience〕
2009
夏の夕暮れ時に、まったりと聴きたいアコースティック・デュオの傑作3rd。
何もいわずに、静かに音楽に耳を傾けたい、そんな時に最高。
05
Hard Candy
ネッド・ドヒニー〔Ned Doheny〕
1976
AORは特に夏におすすめですが、それを代表してこのアルバムを。
ジャケットからして夏らしいですが、サウンド自体も洗練されていて、グルーヴィー。甘いヴォーカルが最高に気持ちいい。
04
On The Beach
1974
ニールヤング初期の傑作にして、2000年代までながらくCD化されなかった7枚目のアルバム。
どちらかというと泥臭く、決して海が似合う男とも思えませんが、このジャケットをみるとやはり、夏に聴くのが正解かと。
03
North Marine Drive
ベン・ワット〔Ben Watt〕
1983
ネオアコの傑作としても知られるエブリシング・バット・ザ・ガール成功前にリリースされたベン・ワットのソロ1作目。
ベン・ワットの奏でるアコギとピーター・キングのサックスが織りなすサウンドがはかなくも美しい、色褪せない大名盤。
02
Endless Summer
コンピレーション 1974
夏といえば、やっぱりビーチボーイズ。
ヒット曲を網羅した、コンピレーションアルバムはちょっと反則ぎみではありますが、ある意味夏はサザンとこの一枚があれば乗り切れるかも。
01
This is Yacht Rock
オムニバス
2019
夏の決定版として、これ以上のコンピレーションはないでしょう。
AORをはじめとした最高の音楽群で、ヨットロックなるサブジャンルを確立。
有名曲からマイナーな曲まで、幅広く楽しめます。