クリストファー・ノーラン監督の新作『TENET テネット』はなぜ話題なのか?

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9月18日から公開された話題作『TENET テネット』を遅ればせながら観てきました。

この映画、1度観ただけでは、全貌を理解することができないと言われていて、ほんとかよ、と思っていましたが、やっぱりふわっとしか理解できませんでした。
考察してから、また観に行く人が続出しているということですが、その気持ち本当によくわかりました。

では、この映画がなぜ、これほどまでに話題作となっているのか?

まったく事前情報のない方向けにその理由を探っていきたいと思います。

 

  

理由1:監督クリストファー・ノーラン 

昨今の映画界において、監督の名前でお客が呼べるのはこの方が筆頭ではないでしょうか。

イギリス出身で現在50歳(2020年現在)。
監督2作目の衝撃作メメントで一躍脚光を浴び、その後は新生『バットマン』3部作をはじめ、インセプションインターステラーダンケルクと立て続けに超ヒット作を連発しています。

ではなぜ、彼の作った作品は人気なのでしょう?

 

理由2:時間軸や次元を巧みに操る脚本と極力CGを使わないド派手な作風

彼の名を知らしめたメメントは、前向性健忘症によって10分間しか記憶が持たない主人公の話で、ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出して行くという斬新な形式でした。

インセプションでは、他人の夢の中へ行き来できるというストーリーで、その夢が階層に分かれていて、何が夢で、何が現実かわからなくなるぐらい入り組んだ構造を描き、インターステラーでは、地球を離れ、新たな居住可能惑星探査を行うというストーリーですが、未知の世界を四次元空間として見事に視覚化しています。

そんなSFの世界観満載にも関わらず極力CGを使わない主義なため、セットごと回転する装置を作ったり、実際に広大なとうもろこし畑を作ったり、本物の乗り物やビルを爆破したりするなど、アナログ技術を駆使してスケールの大きい映像を作り出しています。

そして本作『TENET』は、それら技術の進化系となっています。

 

理由3:『TENET』はかつて観たことがない映像体験

『TENET テネット』では、先に紹介した要素がてんこ盛りです。

本物のジャンボジェット機を爆破したり、高速道路を3週間封鎖してカーチェイスを繰り広げたりとアクションシーンはもちろんのこと、迫力のある映像が満載です。

そして本作の最大の特徴ですが、時間軸を行ったり来たりするだけでなく、時間が逆行します!

時間が逆行するというのは簡単にいうと逆戻し映像を観るような感じですが、それが順行(普通に流れる映像)と逆行が同居するという観たことがない映像となっているのです。

もちろんそれもほぼCGを使わず、逆戻しできるようにカメラを改造して撮影しているということです。 

 

理由4:魅力的なキャスト

主演をつとめるのは、あのデンゼル・ワシントンの息子、ジョン・デヴィッド・ワシントン。初主演とは思えないほど、圧倒的な存在感を示しています。

そしてもっとも目をひくのがヒロイン役のエリザベス・デビッキです。美しさはもちろんのことですが、映画を観て感じたのが、彼女の身長。なんと191cmもあるということで、映画を観ていてもそのスタイルの良さに惹かれます。

その他にもハリー・ポッター』シリーズ『トワイライト』シリーズでもおなじみのロバート・パティンソンが主人公のパートナー役をつとめ、悪役に名優ケネス・ブラナーがつとめるなど魅力的なキャスティングとなっています。 

 

理由5:映画を盛り上げるサントラがすごい

劇中しびれる映像が満載ですが、その映像を盛り上げるために効果的な音楽が使われています。
といっても、ヴォーカル曲のものは一切なくスウェーデン出身のルドウィク・ゴランソンが手がけた楽曲です。
(テーマソングはトラヴィス・スコットの「The Plan」)

ちなみに、このサントラがなんと無料でワーナーブラザーズ傘下のレコードレベールWaterTower Musicの公式YouTubeチャンネルで公開されています。

youtu.be

 (SpotifyApple Music、Amazon Music Unlimited 他でも公開されています) 

 

さいごに

この映画は、いくら事前に内容を知ったとしても観ないことには始まりません。

そして、ほとんどの人が見終わった後、はてなマークを頭に抱えて考察サイトをあさることでしょう。

面白いかどうかはさておき、内容の意味を探りたくなるということだけはお約束できると思います。

また、『メイキング・オブ・TENET テネット』もちょっと高価ですが限定3000部で発売中なので、気になる方は買うことをお勧めします。

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